T.Ayursaikhan国会議員からモンゴル中銀N.Bayartsaikhan総裁に対して「外貨為替レートの上昇制限、MNTの能力拡大における政策」を確認した。モンゴル中銀N.Bayartsaikhan総裁の回答の纏めは下記のとおり。
  • 消費者バスケットの40%は輸入品であり、全借入れの20%は外貨融資である。全国で約800百万USDの年利、17億USDの完本を返済している。従って、外貨為替レートはインフレに影響すると共に不良債権、企業の対外債務負担に影響している。中銀は外貨為替レートの安定性を重視している。2016年四半期以降、MNT為替レートは急減した要因は下記のとおりだった。
  • 中銀は2016年上半期に政府プログラムを融資したため、MNT供給が増加。
  • 2016年6月、Erdenet Mining Corporationの49%を購入した際、国内銀行から高額の外貨が送金されたため、ショックが発生。
  • マクロ経済状況、高額の債務返済をモンゴル国は単独で乗り越えられないため、2016年9月のIMFのEFF・プログラムを申請し、2018年5月にEFF・プログラムを受領。開銀のChingis国債の500百万USDの債務を国債で交換できたため、対内経済では好ましい変化が現れてきた。また、石炭価額上昇が重なったため、経済が回復し2017年打3四半期に経済が5.8%成長。2017年12月時点で、外貨準備高は2.3億USDになり前年同期より2.5倍増額。
  • 将来、外貨で収入を得ていない企業、個人の外貨預金を制限する予定。禁止するより市場メカニズムで調整しようとしている。また、外貨による貸し出しを制限する予定。
ソース:ikon.mn