モンゴルの石炭と銅精鉱の輸出は、Covid-19の感染拡大化により6月13〜16日に完全に停止した。感染が急速に拡大している中、モンゴルはGashuunsukhait検問所、Zamiin Uud検問所、Shiveekhuren検問所などの主要な検問所に焦点を当てているが、中国は国境管理を強化している。
中国は、モンゴルの毎日の感染がピークに達したため、6月16〜20日に国境検問所を閉鎖した。中国は、Oyu Tolgoi銅鉱山の運転手で感染が検出された3月に同様の制限を課していた。中国では原料炭の需要が非常に高いため、モンゴルは国内感染に注意を払い、鉱物資源を輸出する必要がある。モンゴルの原料炭輸出の急激な減少に伴い、中国は大部分を米国から輸入し始めた。
 
 オーストラリアの石炭輸入に対する中国の非公式な禁止もこれに貢献している。今年の最初の4か月で、米国は250万トンの原料炭を中国に供給した。これは昨年の同期のほぼ5倍だ。 6月には742.9千トンが供給された。モンゴルとオーストラリアの石炭輸出の減少は、ロシアにとってもチャンスだ。ロシアは6月に894,000トンの原料炭を中国に供給した。
低硫黄原料炭の価格は2,303元/トンに達し、2015年以来の最高水準となった。インドネシアの採炭業者協会(ABPI)は、主要な生産者の方向性に関係なく、石炭の需要と価格は今後20年間安定し続けると楽観視している。石炭の需要は、特にアジア太平洋地域で引き続き高い水準にあるとみなされている。世界最大の石炭消費国である中国では、今後25年間で開発される、いくつか大規模な石炭火力発電所開発プロジェクトが進行中である。国家エネルギー局によると、2021年前半に、中国の石炭消費量は10.7%増加し、エネルギー生産量は15.7%増加した。したがって、業界の専門家によると、これは近い将来、この地域の石炭需要を増やすためのシグナルだ。インドネシアの一般炭価格は、楽観的な見方の中で今週、記録的な130.99ドル/トンに達した。
 
情報源:Zindaa.mn