モンゴル国政府が実施している10兆MNTプログラムが、中短期で銀行分野の成長を満たす主な要素になるとFitchエージェンシーが見なしている。
 2月末に実施し始めたこのプログラムの結果、2021―2022年にローン上昇の推進になると計算している。また短期間で銀行資産の質に影響している圧力を下げるのに影響すると見なした。それでも国内で5月半ばから新型コロナウイルス感染拡大第2波が始まったこの時期に状況はより困難になり、集団免疫実施期間が遅くなれば、資産の質が悪くなるリスクがあるとFitchエージェンシーが強調した。
 ローン供与が昨年4~5%縮小したが、5月に全ローン残高が年間結果で6.2%上昇した。また今年ローンの上昇が15~18%になる見込みであるとモンゴル銀行が発表した。


情報源:Bloomberg