ロシアの極東投資輸出促進庁は、日本の投資家との公式会合を開催した。丸紅、双日、伊藤忠、住友、三井、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)、日本貿易振興機構(JETRO)は、ロシアの原料炭採掘と輸出プロジェクトに関心を持っていると述べた。ロシアの原料炭は、極東の港を経由して日本市場に直接供給されることが可能だ。
 同会合で、日本のトップ企業の代表がロシアのDolguchan石炭会社との交渉を開始した。 特に、ヤクート地域における大規模な石炭鉱床の開発、日本への輸出における協力、輸送インフラとロジスティクスについて話し合った。例えば、双方は、Neryungri地域のChulmakan鉱床から原料炭を採掘する、選炭機を開発するという予備的合意に達した。
 ロシアのDolguchin社のArkadii Ostrovskii社長は、7日から10日で同石炭鉱床からアジア太平洋市場に原料炭を供給するインフラができている当社は、合計1億トンの原料炭鉱床のライセンスを所有している。これは2018年に実施された地質調査で確認された埋蔵量だ。Chulmakan鉱床には、2055年まで採掘できる埋蔵量がある。露天掘りと坑内掘りの方法で採掘できる。選炭プラントの生産力は150万トン/年になると述べた。
Dolguchan社は、ロシアのKolmar社の創業者の一人であるAnatolii Mitroshinが所有する独立した会社だ。日本の投資家との共同開発を行うChulmakan石炭鉱床の96.5%をDloguchan社、3.5%をArkadii Ostrovskii社長が所有している。

情報源:Mongolianminingjournal