IMFのボード会でモンゴルにおけるEFF・プログラムの第1~第2段階の過程を評価し、第3段階の79.1百万USDを融資すると決議。本件においてIMF・Nail Sacker首席ウランバートル事務所所長が記者会見を開き詳細を説明した。概要は下記のとおり。
  • EFF・プログラムは効率性を持って実施されている。経済成長は2017年に3.3%になる見込みで、予測を大幅に超えている。
  • 政策実施、好調な対外経済環境により、目標数値を超えた。構造改革事業は9月の政権交代により延期されたが、結果は良かった。
  • 石炭価格成長の他、経済基層が大きく変わっている。モンゴルの経済における信頼が回復しはじめた。MNT為替レートが安定し、資本流入が増加し、対外市場国債利息が減少したことは良い数値だ。2016年に11%の年利で発行された国債と比較すれば、5%の年利で国債を発行できたのは大きな成功だ。
  • 対内市場で発行された国債の年利は18%から11%に減少。銀行業を強化する事業が実施されているため、将来、商業銀行利息が減少すると期待。また、外資準備高は25億USDになり、将来、増額する見込み。
  • 経済での好ましい変化は、政策的な措置の結果とみなしている。過去6ヶ月、政府は必要な全措置を講じた。
  • IMFと合意した事業を実施している。2021年にEFF・プログラムが終了する時、財政は黒字なる見込み。
短期的に経済状況は1年前より改善している。長期的には、構造改革を実施する予定。
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