我が国が2020年12月前半時点で27.2百万トン(-22%減)を、12月前半に598.0千トン(先月比-72%減、前年同期比+5%増)の石炭を輸出した。12月末にGashuunsukhait検問所の輸出量が140~375台/日だった。
  • 中国のXMXYG国営会社がモンゴル、インドネシア、ロシアなどからの石炭輸入量を増大させると報じた。SXCoalによると、XMXYG国営会社がE-Commodities Holdings(旧名がWinsway)と協力し、モンゴルでの原料炭及び一般炭のビジネスへ進出するために合弁会社を設立した。これにより中国の北部から南部への石炭輸送能力、石炭供給が改善される。
  • モンゴルの銅、石炭の有力な競争相手はロシアだ。モンゴルとロシアは最大市場の中国と隣接しているメリットを共有している。ロシアは去年中国へ5500万トン/年を、インドへ3000万トン/年を輸出し、将来、世界石炭市場の25%を占める戦略的計画書を制定した。S&P Global Plattsのアナリストは、モンゴルが近々輸送能力を引き上げられなければ、ロシア産の石炭にチャンスを与えると喚起した。
  • ロシアは2025年にElegast炭鉱から1500万トンの原料炭を輸出する予定である。また、Elga炭鉱を所有しているA-Property社がKolmar Groupと協力し、2023年から3000万トンを選炭し、中国へ輸出する計画を立てている。今は中国へ400~500万トンしか輸出していない。この状況が傾向でTavan Tolgoi炭田の市場で厳しく競争する見込み。モンゴルがCovid-19防疫で2019年第1四半期に石炭輸出を中止した間、ロシアが市場シェアを次々広げ、3.0%拡大化できた。
  • 過去20年間、ロシアの石炭業が飛躍的に発展しインフラ、選炭プラントが益々強化し世界石炭市場でのシェアを3.5倍拡大した。2024年までに採掘量を4億4800万~5億3000万トンで、2035年までに4億8500万~6億6800万トンまで上昇することを計画した。ロシアの新しい戦略では、2035年までに輸出量を11%から25%に上昇させる予定。主要な市場としてロシア、インドを狙っている。ロシアのKolmar Groupが2020年9月に、1200万トン/年の採掘力を持っているInaglinskii炭鉱で選炭プラントを開発した。Elgacoal社が2021年に、Elga炭鉱から1500~1800万トンを中国市場へ提供するために、中国のGH-Shipping社と協力し合弁会社を設立した。同炭鉱からの石炭輸出量を2022年に2000~2400トン、2023年に3000トン、それ以降4500トンまで引き上げる方針である。且つ、新規の選炭プラントを開発し、Ulakターミナルまでの鉄道の輸送能力を3000万トンまで拡張し、Vanino港の能力拡張を計画した。上記開発案件への総投資額は1300億ルーブルだ。

情報源:News.mn