日本政府からの“財政・社会・経済改革開発政策借款”の交換公文書署名式が外務省で行われた。これに高岡正人在モンゴル日本大使、D.Tsogtbaatarモンゴル国外務大臣が参加し、署名した。この借款の条件は、
 ・借款金額:320億円
 ・金利(年):0.8%
 ・償還期間:20年
 これについて高岡大使は“モンゴル国政府は国際通貨基金と経済・財政改革プログラムを実施することで合意し、財政再建と経済安定化のためにモンゴル国政府がとっている対策を日本政府は支援し、国際通貨基金を中心とした国際支援において3年間で8億5000万米ドルまで財政支援をすることを表明している。本日の交換文書に記載された金融支援額は先の8億5000万米ドルの3分の1にあたる320億円、モンゴルのトゥグルグでは7千億トゥグルグになる。これは2017年のモンゴル国国家予算歳入の10%ちかくにあたる。
 この度の資金は、モンゴル政府が直面している財政危機を乗り越える目的で、2017年の国家財政に組み込まれる。こうすることで、モンゴル国の財政問題を解決するとともに、財政、社会、経済を安定化させることに貢献できると期待している。
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