モンゴル中銀の金融政策委員会の定例会議で消費ローンの返済を年末まで延期した。前回、4月13日に消費ローンの返済を延期したが、その対策が続き76,000人の6663億MNTの借金条件が更新された。モンゴル中銀の金融政策部のB.Bayadavaa部長は“経済低迷を可能な限り低いリスクで克服するために、会社及び世帯への金融負担を低減することは直ぐすべき初歩だ。銀行システム全体に5.6兆MNTのローンがパンデミックの影響を受けている。その内、15%が借金条件をまだ更新できていないという調査結果が出た。また、国際市場でも大変な状況が続いているため消費ローンの延期を決議した”と述べた。
  • 国会の支持でモンゴル中銀は借金利息低減戦略案を作成済み。同戦略案の作成に商業銀行の代表も参加した。双方からワーキングチームを設立し、現在の16.2%を引き下げるように調査している。2016年に平均年利は20.0%だったのが現在、4.0ポイント減少している。高い借金ローンの要因は融資源の利息だ。それは当座残高利息、預金利息だ。パンデミックによる特別措置において、当座残高利息の返済を中止した。戦略案には、当座残高利息を完全に停止する案を盛り込んだ。
  • 商業銀行のコストを高めているもう一つの要因は不良債権だ。20.0兆MNTの貸金の内、10%の2.0兆MNTを不良債権が占めている。不良債権者の主な分は本当にビジネスが倒産したため,返済できなくなった者ではなく,裁判プロセスが5-7年も続くため,銀行に負担きているので,同問題の解決をも戦略案に盛り込んだ。

情報源:Montsame.mn