フィッチによる2020年5月29日の発表で、モンゴルの信用格付けを“B”、状態を“安定的”に変わりないと評価したと述べた。コロナウイルス・ショックの影響で、原料に大きく影響しGDP及び輸出成長が急速に弱まり、予算財政が途絶え、外部バッファが悪くなったことが信用格付け評価に悪影響を与えている。しかし、発生している状況に関連する状態がしばらく続くだけでなく、2021年から経済が急激に回復し政府負債と国内総生産の割合が下がるため、フィッチはモンゴルの信用格付け評価をそのままにした。
 外国投資家はドナー機関から入って来る融資の流れを増やすのを待っていることが評価に良い影響を与えている。しかしリスクが高い状況が原因で、評価を“B”と据え置きして評価したとフィッチは述べた。
 フィッチはモンゴル経済の見込みを2021年に7.1%成長としたが,2020年に経済成長がマイナス2%になると予想している.モンゴルの輸出の90%近くを占めている中国の産業分野及び投資が2020年4月から回復し,原料の貿易が増加しているため,今年半期からモンゴルの輸出成長は改善すると見込んでいる.しかし新型コロナウイルス感染拡大が、モンゴルの回復している経済に悪影響を与える大きなリスクであることに変わりはない。

情報源:mongolbank.mn