銀行の共同出資金の最低額を2021年10月31日から1000億トゥグルグにすると決定した。
 銀行監査の中期戦略を実行することで、モンゴル銀行頭取の2017年10月30日のA-276番条例で、銀行の共同出資金の最低額を2012年12月31日から1000億トゥグルグにする決定を出した。この決定は、2017年8月から民間銀行で行われている資産の質の査定及びその結果とは関係ないとモンゴル銀行は強調した。
 国際通貨基金のプログラムで秋から民間銀行での資産の質の査定が行われている。結果は今月末に出ると関係者は知らせている。
 資産の質の査定の目的は、銀行の経理報告書に登録されているローン、それと同様の資産資本金の分類を現実的に査定したかどうか、信用リスクファンドを適切につくったかどうか、ローン事業に関連するリスクに遭った時、損失を消化できるほどの潜在能力があるかどうかを査定する。
 共同出資金の最低額を増やしたことで、銀行の融資仲介事業能力を高め、リスク耐久力を改善する条件が整うと中央銀行はみている。
 また、小規模銀行の事業を活発化させ、金融分野で仲介事業を行っている銀行の競争を増やし、利子水準を  下げる機会をつくる。共同出資金の最低額を2021年12月31日から始めることで、来る4年間でモンゴル国の経済状態が回復すると見込んでいる。
ソース:News.mn