鉱業・重工業省が毎月開催している“オープンで責任ある鉱業”記者会見が6月26日に開かれ、2019年最初の5か月の統計情報を発表した。D.Sumiyabazar鉱業・重工業大臣が記者らの質問に答えた。
―ガソリン価格が1か月後にどの程度低下するか?
―2019年5月最終週にロシアから供給された石油は25USD/tに低下した。対米ドル為替は比較的安定している。ガソリン、ディーゼル燃料価格は50~60MNT下がった。6月に石油価格は40~50USD下がって入って来る可能性がある。ナーダム祭の前に、ガソリン価格は120MNT程下がると言うことだ。(Ts.Erdenebayar鉱物資源石油庁石油問題担当副部長)
―ガソリン価格の低下をどの程度監視しているか?ガソリンスタンドで1~2日ガソリン価格を下げて、再び戻すのではないか?
―省から1週間ごとに情報・報告を出している。石油製品法に当省のエージェンシーが輸入で入ってきている製品の質及び価格を監視すると記されている。これに従い、当省管轄部がガソリン価格を下げる方針を取ったのに従い、ガソリンスタンドに赴き、いくら下がったか監視している。(Ts.Erdenebayar鉱物資源石油庁石油問題担当副部長)
―“Erdenes Tavantolgoi”社の30%をIPOにする準備作業はどのぐらい進んでいるか?今年中に間に合うか?
―IPOにする準備作業はよく進んでいる。期間についてはカザフスタンの例を見ると、ロンドン証券取引所に株式を出したカザフスタンの大企業のIPOにする準備作業が2年半続いている。我々は小会社を設立する必要がある。(D.Sumiyabazar鉱業・重工業大臣)
―Oyutolgoi案件の契約実施に監査・調査を行った国会ワーキングチームの評価が出ても、今まで具体的な結論に至っていない。この問題について政府レベルで話されているか?
―Oyutolgoi案件の契約についてよく話し合うべきだ。Oyutolgoi社はモンゴル経済に欠かせないものであることは確かだ。また、国家予算に影響を与えている。外国投資家らは100億USDの投資を行っている。我々は契約に真剣に、原則的に、賢く向き合い、国内外の人々と話し合うべきだ。ドバイ契約を修正・改定する次のモデル及び契約に追加・改定する問題がある。“Rio Tinto”社幹部、内閣官房長官に改定案を提出し、ワーキングチームも設立した。(D.Sumiyabazar鉱業・重工業大臣)