北朝鮮問題に厳しい立場を示しているアメリカの国家安全保障委員会のJon Bolton氏がトランプ大統領の非武装地帯で行った訪問団に加わらなかったのは、マスコミの注目を集めた。今年2月にベトナムのハノイで不成功になったトランプ大統領と北朝鮮の金正恩総書記の2回目のハイレベル会談の雰囲気を和らげ、両者が理解に至らない会議をしない大きな理由になったとみられる。
 北朝鮮の公式代表らは同氏を“暗くて、野蛮で、吸血鬼”などと強調した。トランプ大統領に朝鮮半島の核計画を終了させる事にリビアのモデルを使うことを提案したのが、北朝鮮側の怒りを招いたということだ。なぜならリビアの元指導者はリビアが核計画放棄を認めた後、7年後にアメリカ政府参入で殺されたのだ。
 トランプ大統領の最大の信用があるJon Bolton氏がこのような重要な訪問団に入らなかったのは、モンゴルへの突然の訪問と関係がある。非武装地帯で行う訪問団に同氏を入れなかった事を、アメリカメディアは北朝鮮側が核計画終了ワーキングチームにJon Bolton氏を入れないことを要求し、今後も参加させないことを望んだ可能性があると見ている。