―ちょうど1年前、1.4%に縮小していた経済成長が5.8%に達したことが、国家統計委員会から発表された。経済がこのように回復し始めた今、2018年の金融政策の基本方針が承認された。今後、銀行側からの政策をどう定義するか。
―銀行側からの政策はより将来を見越した、オープンで明白、責任ある方向に移行したと理解してもらってよい。昨年は経済難をできるだけ短期に乗り越えるために、安定的な対策を取ることを最重要視した。結果は、外貨預金の増大、為替レートの安定、経済成長など、多くの面で見られ始めている。世界経済の回復が見られると同時に、国内経済にもよい変化が起きている。しかし我が国の経済が完全に回復したとは言えない。そのため、必要な政策の変更、制度的ガバナンスの基礎改造、金融市場のインフラ改善など、多くのことを行う。
―政府から金融政策の基本方針書類に盛り込まれた多くの改革のいくつかは、かなり困難で、賛同されないものもあるのではないか。
―いくつかの政策には、支持されないものもあるだろう。しかし我々は必要なことを今、行わなければならない。世界経済に回復が見られていると同時に、国内経済もよい変化が起き始めている。我が銀行はこれを安定的にする、主な目的を実現させることを根本においている。ちょうどチャンスが来ている時期に、我々は将来のモンゴル国の5~10年先の将来の安定的な発展の基礎をつくる政策の基本改革を行う必要に迫られている。
―金融市場に関する10近くの法律に改正、政策決定のよりオープンで明白な状態など、大きな変更が行われていると理解している。基本改革は金融政策の結果をどれぐらいあげようとみているか。
―来年は対米ドルレートが現在のレートより高くなるという注意を払しょくしている。例えば、外貨貯金を殖やす政策を実施している。結果も現れ、貯金は年間12億米ドルから23億米ドルになった。この期間に全部で17億米ドルのローンをモンゴル銀行から融資し、市場に供給したと計算すると、これは満足できない指標ではない。昨年外貨準備高はマイナス4億米ドルだったが、現在はプラス5億米ドルになったという結果がある。
ソース:モンゴル銀行