ワシントンで行われた中国・アメリカ経済総合コンセンサスを継続するため、アメリカ財務大臣代表のワーキングチームが北京に来ている。この契約のモンゴルへの影響は、貿易摩擦の影響で中国の経済成長が低迷し、原料価格が下がることでモンゴルの鉱山製品輸出に悪影響を与える可能性がある。G.Zandanshatar国家大会議長は2019年1月29日、国営テレビのインタビューの際に国内経済が2018年に7.1%成長したと報告した。近5年間で最高水準となったこの数は、国家統計委員会で承認され、この成長は原料価格が高いことで石炭輸出が増加したことに関連する。
 次の影響は世界の石炭採掘第4位となるオーストラリアのクインズランド州で起きた洪水災害をモンゴルの石炭輸出規模及び”Erdenes Tavantolgoi”の石炭価格を高めるかもしれない状況が発生している。1月31日から鉄道が冠水し、鉱物資源製品が洪水に流れ、現在のところ住民の避難、ダム建設作業が続いていて、被害総額は3億USDにのぼり、被害規模は今後も増えていく恐れがある。また洪水の危険で鉱山分野が被害を受けたことを述べると、鉱山会社は従業員との契約を破棄し始まったことも隠せない。
 モンゴルは石炭分野から昨年9千億MNTの収入を得て、2019年に輸出計画を4200万トンの石炭を計画し、批判も少なくない。オーストラリアの洪水ニュースは中国の石炭供給者である側からモンゴルに取って再びチャンスが来たようだ。しかし中国はコークス炭の輸入規模を下げていることを考えなければならない。
 2016年にもオーストラリアで起きた洪水によって中国に供給していた1千万トンの石炭が被害にあい、90USDだった石炭が200USDほどにまでなった。その時中国政府は国内の日常使用の石炭採掘規模を50万トン増やすと言う決定を出したのは、オーストラリアの鉱山を災害から救った後、石炭価格が平常に戻ると確信していたからだ。当時石炭貿易分野でWinsway社は2016年半期の報告にモンゴルから石炭を1トンごとに平均296元で買い、中国へ販売する際には、さらに199元増やし495元で販売したことで利益規模が大規模に増えたと記した。
 昨年半期にWinsway社はモンゴルから買った石炭を次に販売する際に1トンごとに65元増やしていた。Winsway社は報告で期間中にモンゴルから全部で217万トンの石炭を輸送し(このうち90%はTavantolgoiの石炭)、この178万トンを最終消費者に販売した。昨年同期に当社はモンゴルから33万トンの石炭を買っていた。このような2015年半期に17億8千万香港ドルの赤字が出たWinsway社が2016年半期は47億香港ドルの収入を得て、20億香港ドルの黒字が出たと報告した。しかし今回、オーストラリアの洪水はモンゴルの石炭輸出にどんなチャンスを与えるのか、そのうち何パーセントをWinsway社が飲み込むのか。
 
情報元:Unuudur.mn