10月16日、国会経済常務委員会が大統領から提出された「外貨マネジメント法案」を協議し、100%賛同。同法案について、Z.Enkhbold大統領府長官へインタビューした。概要は下記のとおり。
  • Q: 外貨マネジメント法案が承認されれば、いくらのUSDがモンゴル中銀を通る見込みか?
  • A: Oyu Tolgoi社は約20億USDの収入を銅精鉱から、約800百万USDの収入を金から得ており、合計30億USDが毎年モンゴル中銀を通る。
  • Q: 同法案を承認されれば、Oyu Tolgoi社のみが対象にされるか?
  • A:  Oyu Tolgoi社以外に、口座を外国銀行においている会社はない。Oyu Tolgoi社のみだ。ただし、同法案はOyu Tolgoiだけに向けたものではない。将来、10億USDの輸出事業を行い、投資協定を締結する鉱山が開発されればまた、対象にされる。
  • Q: 法案には、口座をモンゴル中銀に開設すると規定された。その他の商業銀行はだめか?
  • A: Oyu Tolgoi社は、商業銀行には今でも口座を開設できる。禁止されていない。
  Oyu Tolgoi社は、モンゴル商業銀行は小さくて倒産するリスクが高い、国税官がき
  ていつでも口座を閉じるという理由で、Oyu Tolgoi投資協定に収入をモンゴルの
  銀行をとおさなくてよいと規定してしまった。
  今後、我々はOyu Tolgoi鉱山を所有するモンゴル国の中銀は倒産するわけがない、
  中銀の口座なので国税官がOyu Tolgoi社の口座を閉じるわけがないという理念で
  中銀での口座開設を求める予定。
  また、どんな契約で、どんな金額の鉱物が輸出され、どんな収入がはいってきてい
  るかを把握できない状況である。
  従って、税金を差し引くベースを把握できていない。
  同法案が承認されれば、外貨準備高の上昇によい影響をもたらす、憲法の6.1条
  が実施される環境が整備される。
情報元:itoim.mn​