東洋経済フォーラム-2018中、開催された首脳会談にて、Kh.Battulga大統領が下記のとおり述べた。
 
ロシアV.Putin大統領
中国習近平国家主席
日本安倍晋三首相
韓国Li Nag Yon首相
 
皆様、
 
東洋経済フォーラムがアジア・太平洋の国々の協力事業方針の制定に重要な対話のステージになっている.フォーラムの範囲と参加者のレベルは毎年拡大している.
  • ロシア極東地域は,モンゴルにとって地域諸国との連携を深め,地域統合プロセスに参加するための玄関口と機会だ.
モンゴルは,2つの隣国を通って鉄道で輸送し,海港を利用することによって製品を世界市場へ輸出する予定.今年6月には「モンゴル政府とロシア政府間の鉄道貨物輸送条件に関する協定」を締結これは大きな前進だった。
また、我が国は「モンゴル、中国領土を通じた海へのアクセスとバックに関する協定」や「鉄道トランジット輸送におけるモンゴルと中国の政府間協定」などの重要な文書に署名した。
これらの協定の締結は、モンゴルが隣国の領土や海港を経由して東北アジア諸国などと貿易取引を行える可能性を確保.モンゴルの海へのアクセスを与え,国際貿易と経済統合に参加できる上記協定に締結し支援した,ロシアV.Putin 大統領と中国習近平国家主席に感謝したいと思う.
  • 我々はロシア→中国間のガスパイプラインをモンゴル経由で敷設する事業に協力できる.モンゴル側の提案に賛同したV.Putin 大統領に感謝したいと思う.中国習近平国家主席も賛同すると期待している.
  • 東北アジアの電力需要を確保し,ピーク負荷を分担できる「東北アジアスーパーグリッド」案件を至急にかつ迅速に開始するよう呼び掛ける.
このスーパーグリッドの始まりとして,モンゴル・中国の大規模エネルギーコンプレックス及び高電圧送電線の共同案件を開始することを発表できて嬉しい.同コンプレックスは,太陽光,風力及び石炭から5350MWの発電所,1500kmの送電線から構築される.同コンプレックスの調査とFSが完了し,建設作業がまもなく開始される.
本事業を,「東北アジアスーパーグリッド」の初段階とみている.
  • したがって,「東北アジアスーパーグリッド」案件を成功裏に実施する責任を負う6カ国,モンゴル,ロシア,中国,日本,南北朝鮮が適切に関与する組織を設立する必要がある.組織は,プロジェクトに関するすべての先行研究を統合し,関連する合意と交渉を準備することによって,包括的な政策を策定する.
我々はモンゴルでこの組織を主催し,支援する準備を整えている.緊急に組織を設立するために,当事者との共同作業部会を速やかに立ち上げることを提案する(このフォーラムでは).
私はフォーラムに大きな成功をお祈りします, ご清聴ありがとうございました.
 
情報元:president.mn