中国の原料炭価格は8月、先物取引開始以来最大の月間上昇率を記録した。大連商品取引所の原料炭先物は約46%上昇。山西省での重大な炭鉱事故を受けた安全検査の強化と生産停滞が国内供給を圧迫し、輸入需要を押し上げている。
大連商品取引所の原料炭先物価格は8月に約46%上昇し、取引が始まった2013年以来、最大の月間上昇率となった。これまでの最高は2025年7月の約38%だった。価格上昇は8月中旬から加速した。中国国内の原料炭供給の約半分を占める山西省では5月、2009年以来最大級の被害となる炭鉱事故が発生。その後、安全検査が大幅に強化され、採掘の停滞と国内供給の縮小につながった。
このため中国は国内供給不足を補うため、石炭輸入を増やす必要に迫られている。一方、主要輸出国であるモンゴルからの供給も、石炭の屋外貯炭に対する環境規制の影響で制限されているとMysteelは報じている。

情報源:Bloomberg