モンゴル政府は10日、国営鉱山会社Erdenet Mining Corporationを基盤として進める銅製錬所建設プロジェクトの投資事業者として、中国のNFC(China Nonferrous Metal Industry's Foreign Engineering and Construction Co., Ltd.)を選定したと発表した。

選定は2段階方式で実施され、7カ国から計13社・コンソーシアムが参加した。このうちNFCが最高評価を獲得した。同社は世界の銅製錬所の約35%、中国国内の銅製錬所の約70%の設計・建設に携わった実績を持ち、鉱山開発、エンジニアリング、投資、採掘、選鉱、プラント建設などを手掛けている。

予備事業化調査(Pre-FS)によると、製錬所は約7億ドルを投じて2年間で建設される見通しである。完成後はErdenet Mining Corporationが生産する銅精鉱を加工し、年間12万トンの電気銅を生産できるようになるという。Erdenet Mining Corporationは2025年に4,710万トンの鉱石を採掘し、57万4,000トンの銅精鉱を生産・輸出した。

同社のG.Yondon総裁は、同社が支払う鉱物資源利用税(AMNAT)が21.6%と国際水準を上回っており、鉱山運営や資源寿命に影響を与えていると指摘している。政府は鉱物資源法改正案で銅ロイヤルティの引き下げを提案しているが、財政収入への影響を考慮し、Tsagaan Suvargaなど新規銅プロジェクトが稼働するまではErdenet Mining Corporationを適用対象外とする方針を示している。

情報源:Bloomberg