モンゴルのTs.Sandag-Ochir環境・気候変動相は、トール川高速道路建設プロジェクトに関し、Sh.Batbayar国務長官、T.Dawadalai首都副知事、B.Odbayar首都道路開発局長および施工を担当する中国系企業Hao Yuan General Constructionの代表らと会談した。
 
会談の冒頭、同相は、プロジェクトの実施にあたり自然環境関連法規を厳格に遵守させることが同省の責務であると強調し、関連法令や規定、評価基準および要求事項を完全に満たした上で事業を進める必要があると述べた。また、環境管理計画の承認を得た上で、科学的根拠に基づいた調査・計算を前提とする活動のみが認められるとした。さらに、関係当局は監査状況や環境影響、水資源および森林資源の保護に関する課題についてそれぞれ報告した。
B.Munh-Togtokh環境国家監査局長は、市民からの苦情を受けて実施した監査結果を説明し、承認済みの環境影響評価の要件が履行されていないことや、年度環境管理計画の承認を得ないまま事業が開始されたことなど、法令違反が確認されたと指摘した。
同プロジェクトは、トール川沿いに全長32キロ、6車線の道路を建設する計画で、複数の行政区にまたがる大規模事業である。会談の結果、環境保護や資源の適正利用、復元措置の履行を確保するため、また詳細評価で特定された悪影響の軽減・防止およびリスク監視を目的とする環境管理計画が策定・承認されるまで、事業を一時停止することが決定された。あわせて、法令違反に対する責任追及を徹底するよう関係機関に指示が出された。

情報源:Montsame通信