モンゴルの新たな基幹電源となる「第5火力発電所」プロジェクトの造成工事(土木工事)が今春開始され、2028年に本格稼働する見通しとなった。 総事業費6億5,850万米ドルの同プロジェクトは官民連携(PPP)方式で進められており、建設費の80%は入札で選定されたカンボジア企業のMetime Internationalが負担。残る20%はウランバートル市が拠出する。 計画によると、発電所の設備容量は電力300メガワット、熱供給340ギガカロリー。150メガワット級の2基で構成され、2027年にボイラー、タービン、発電機の据え付けおよび系統接続を完了する予定だ。 2028年前半には試運転と調整作業を実施し、第1・第2ブロックを段階的に商業運転へ移行させる計画である。 モンゴルの電力需要は年率約12%で増加しており、今冬はピーク時負荷が1,800メガワットを超え、供給不足に陥った。同発電所が完成すれば、新たに約10万世帯へ電力を、約4万世帯へ熱供給が可能になる見込みだ。 政府側は、本プロジェクトにより慢性的な電力不足の緩和と都市部の暖房供給の安定化が進むとしており、エネルギー安全保障の強化につながると期待を示している。

情報源:News.mn