モンゴル国と中国の銀行・金融分野における協力を話し合う円卓会議が1月29日、中国・上海市で開催された。
中国人民銀行(People’s Bank of China)の招待によるもので、今回が10回目となる。
同会議は2003年に初めて開催されて以降、両国で交互に実施されており、銀行・金融分野の協力拡大、情報交換、実務経験の共有を目的とした重要な枠組みとして発展してきた。今回はモンゴル中央銀行(Bank of Mongolia)および中国人民銀行の幹部、両国の銀行・金融機関関係者が参加した。開会にあたり、中国人民銀行国際部副部長のLin Ran氏と、モンゴル中央銀行決済部長のE.Anar氏があいさつし、複数の主要テーマについて意見交換が行われた。
Lin Ran氏は、モンゴルと中国は友好隣国であり、金融分野の協力は両国の包括的戦略的パートナーシップを支える重要な柱だと強調した。通貨スワップ協定の着実な履行、人民元とトゥグルグによる決済額の安定的な増加、モンゴルの商業銀行によるCIPS(人民元国際決済システム)への直接参加、越境QRコード決済の導入など、具体的な進展が見られると述べた。
これに対しE.Anar氏は、モンゴルの経済構造や対外貿易の特性を踏まえると、中国との金融協力強化は戦略的に重要であると同時に実務上も不可欠だと指摘した。モンゴルのマクロ経済状況を紹介したうえで、両国間の貿易・決済分野における進展や、国際決済に占める人民元利用の拡大を強調した。
討議では、貿易・投資決済における自国通貨(トゥグルグおよび人民元)の利用拡大、インフラ整備、クリアリングおよび決済メカニズムの高度化、通貨スワップのより効果的な活用などについて意見を交換した。また、決済システムの接続強化、越境取引の迅速化・効率化、デジタル金融や中央銀行デジタル通貨(CBDC)分野での協力拡大についても踏み込んだ議論が行われた。
会議の最後には、金融分野の協力をさらに深化させ、技術レベルの作業部会の連携を活発化させるとともに、研修や経験交流を拡充していくことで合意した。次回の円卓会議はモンゴルで開催することで両国が一致した。
情報源:itoim.mn




















