資源大手 Rio Tinto と Glencore は、全株式交換による統合を視野に入れた予備的協議を進めている。実現すれば、時価総額で BHP を上回る世界最大の鉱山会社が誕生する可能性がある。 ただし、統合は中国当局の競争審査が最大の焦点となる見通しだ。中国は銅や鉄鉱石市場での寡占化を警戒しており、承認の条件として一部資産の売却を求める可能性がある。過去にも Glencore は中国当局の審査を受け、銅資産を中国企業に売却した経緯がある。 注目資産には、ギニアの Simandou 鉄鉱石鉱床や、モンゴルの Oyu Tolgoi 銅鉱山が含まれる。特に銅は、脱炭素化やAI関連需要の拡大を背景に戦略的重要性が高まっており、今回の統合構想の中核とみられている。 RBC Capital Markets のアナリスト Ben Davis は、Rio TintoがGlencore株に15〜30%のプレミアムを提示すれば、買収成立の可能性が高まると指摘する。Glencoreの評価額は最大で約870億ドルに達する可能性があるという。 Rio Tintoはすでにリチウム事業を拡大しており、SimandouやOyu Tolgoiの本格稼働により、2030年まで資源生産量は年平均約3%増加すると見込んでいる。市場では、今回の統合協議が長期的な銅資源確保を目的とした戦略的動きとの見方が強い。

情報源:eguur.mn