モンゴルの産業・鉱物資源相 G.Damdinyam は、中国公式訪問の一環として、中国の自然資源相 Guan Zhi’ou と会談し、責任あるグリーン鉱業の推進に向け、両国の協力関係を一段と深めることで一致した。
会談では、2025年9月にモンゴルで開催された「Mining Week」に合わせて、モンゴル国家地質局と中国自然資源部・中国地質調査局の間で締結された、地質科学分野における協力覚書(MOU)を踏まえ、両国国境周辺地域での地質・地球化学調査および関連研究の共同実施、人材育成・専門家交流、さらにモンゴルにおけるジオパーク整備に向けた中国側の知見活用と支援について、具体的な協力協定を結ぶ方針を確認した。
その第一歩として、中国地質調査局と連携し、2026年からモンゴル西部および南東部で2件の共同プロジェクトを開始することで合意した。また、人材育成面では、Wuhan University と National University of Mongoliaの間で、「2+2」教育プログラムの実施に向け協力を進める。
さらに、鉱山閉鎖・環境修復、鉱物資源の適正利用に関する経験共有や、手法・標準の策定と実務への導入について意見交換を行った。加えて、一部の零細鉱業形態による金や蛍石(フローライト)の違法採掘が、環境破壊や社会的信頼の低下を招いている問題を指摘し、違法行為の撲滅に向け、両国の関係当局間での情報共有と法的措置の連携を提案した。
中国側の先進的な鉱物選鉱・加工技術を踏まえ、低品位鉱石(Au、Cu、Li、W、Zn、Fe、CaF₂、Pb、Sn)の選鉱に関する半工業・工業規模の試験を行う共同ラボの設立、石油探鉱、投資分野での協力についても協議が行われた。
両国は、環境配慮と資源開発の両立を目指し、実務レベルでの連携を加速させる方針だ。

情報源:News.mn