モンゴル南部ゴビ地域で炭層メタン（CBM）開発を進めるJade Gas Holdingsは、Tavan Tolgoi炭田のUlaan Nuur鉱区で生産されているガスについて、メタン含有率が97％を超えることが確認されたと発表した。
同社によると、稼働中の2本の水平坑井から産出されたガスを詳細に分析した結果、メタン含有率は97％以上に達し、二酸化炭素の含有率は1％未満と極めて低い水準であることが判明した。メタンの高い純度は、同社が計画する液化天然ガス（LNG）および圧縮天然ガス（CNG）の生産方針と合致するものであり、商業化に向けた重要な成果と位置づけられている。
さらに同社は、将来的にメタノールや水素など、化学産業向け原料ガスとしての供給可能性も広がるとの見方を示している。

情報源：Bloomberg