Gashuunsukhait〜Gantsmod国境検問所の越境線接続プロジェクトの一環として締結された、石炭の売買契約(国会の2024年58号決議)を対象に、調査を行う特別委員会の設置が経済常任委員会で了承された。
この特別委設置は、J.Bayarmaa議員をはじめとする40名超の議員が共同で提案したものである。国境接続プロジェクトに関する三つの包括契約のうち、国営企業Erdenes Tavan Tolgoi社は、中国のChina Energyと、16年間で計2億4,000万トンの石炭を供給する契約を締結している。
問題視されているのは、契約に盛り込まれた石炭価格が市場価格を大幅に下回っている可能性がある点である。J.Bayarmaa議員は、1トン当たり50〜60ドルでの供給が事実かどうかを確認することが調査の目的だと強調した。事実であれば、契約内容の見直しが必要との認識が示されている。長期契約における初期価格は、2011年のChalco契約価格を基準に設定されている。
Erdenes Tavan Tolgoi社によれば、長期契約で供給される硬質原料炭(ハード・コークス用炭)の平均価格は、2025年第4四半期時点で1トン当たり約57ドルとされている。
情報源:mining.mn




















