モンゴル南部のゴビ地方でCBM開発を進める企業の生産量が10月に大幅に増加した。
オーストラリアのTMK Energy社は、Gurvantes-XXXVプロジェクトにおけるCBMの生産量が10月に過去最高を記録したと発表した。10月には合計1万2200立方メートルのガスを採取し、前月比25%増、8月比10%増となった。
また、同社によると11月初旬の生産量は10月実績をすでに上回る水準で推移している。現在、同プロジェクトでは7本の坑井から同時にガスを採取しているが、商業生産段階にはまだ至っていない。
TMK Energy社は前期中に追加株式発行を通じて350万豪ドル(約3億円)を調達し、プロジェクト推進の資金を確保したことも明らかにしている。
一方、Jade Gas Holdings社もTavan Tolgoi地域での生産量が着実に増加していると報告した。10月のUlaan Nuurプロジェクトのガス生産量は前月比19%増となり、伸び率はやや鈍化したが同社の予想範囲内で推移したという。
同社は現在、フィールド開発計画および経済性評価の研究を継続中であり、この発表を受けてJade Gas Holdings社の株価は約26%上昇して取引を終えた。

情報源:Bloomberg