モンゴル国有企業MTZは、中国のChina Energy Coking Coal社との長期輸送契約に基づき、本年6月から10月までの4カ月間で計200万トンの石炭を輸出したと発表した。これは、Tavan Tolgoi〜Gashuunsukhait鉄道での過去最大の輸送量となる。

  • 長期契約で総計2億4700万トンを輸送へ

両国政府間の協定に基づき、2025年5月14日に締結されたこの契約は、「石炭の販売および購入に関する長期契約」の一環として実施されている。契約期間中に輸送する総量は2億4700万トンと定められており、以下の輸送計画が策定された。
2025~2027年:年間500万トン
2028~2029年:年間600万トン
2030~2040年:年間2000万トン
この長期契約は、モンゴルの鉄道網を活用した対中エネルギー輸出拡大戦略の中核に位置づけられている。

  • 鉄道インフラの稼働率向上

今回の実績は、MTZとChina Energy Coking Coal社による協働輸送体制が順調に稼働していることを示すものだ。特に、Tavan Tolgoi〜Gashuunsukhait鉄道の稼働率向上が顕著であり、モンゴル政府は同路線を通じた輸出のさらなる拡大を目指している。


情報源:Eguur.mn