モンゴルで重要鉱物の探鉱を進めるオーストラリア企業Asian Battery Metalsは、600万オーストラリアドル(約6億円)の資金を調達したと発表した。調達資金は、同国で進行中の銅・ニッケル・金のプロジェクト開発を加速させるために活用される。
  • 新株発行で強い投資家需要
同社は142.86万株の新株を1株あたり4.2セントで発行。株式は「CDI(CHESS Depositary Interest)」形式で、オーストラリア証券取引所(ASX)を通じて販売された。発行分に対しては投資家の需要が供給を上回り、既存株主・新規投資家の両方から高い関心を集めたという。
  • モンゴルで進む3つの主要プロジェクト
調達した資金は以下の3プロジェクトに重点的に投じられる。
YambatおよびBayan Sair:銅・ニッケルを対象とした探鉱および資源評価を継続
Maikhan Uul:銅・金鉱床の買収に向けた技術・法務デューデリジェンス(精査)を実施
同社は最近、Maikhan Uulプロジェクトでの試錐調査において、銅の鉱化作用を伴う厚さ34.3メートルの硫化鉱帯を確認したと報告している。

情報源:Bloomberg