モンゴル国政府は本年1月17日、フランスのOrano Mining社と投資協定を締結した。
この協定は、モンゴル政府が「第三の隣国」と締結する二番目の大規模投資契約である。
協定の締結により、Dornogobi県Ulaanbadrakh郡にあるZuuvch Ovooウラン鉱床の開発プロジェクトが始動した。
このプロジェクトをモンゴル側で担当しているMon Atom社のD.Dalaijargal社長に話を聞いた。
■ 質問:ウラン採掘プロジェクトの進行状況は?
回答:
2024年1月にフランスのOrano Miningと投資協定を結び、議会で承認された。
現在インフラ整備が進行中で、2028年末までに年間2,500トンのウランを生産する予定だ。
総投資額は約5億ドルで、道路や電力網、工場、宿舎などを建設する。
道路と電力の入札ではモンゴル企業が選ばれた。
■ 質問:政治情勢の不安定さは契約に影響するか?
回答:
影響はない。協定は国会で三党合意のもと承認され、法的拘束力があるため、投資家の不安要素はない。
■ 質問:人材の準備状況は?
回答:
2006年から専門家を育成しており、2020年以降は試験工場での訓練や
フランス・カザフスタンでの研修を実施している。
モンゴル科学技術大学と連携して技術者を養成している。
■ 質問:市民団体の反対はどうなっているか?
回答:
現在は落ち着いており、協議の結果、国内でウラン関連分析を行う
国家レベルの検査ラボを設立することで合意した。
また、結果を共有する共同協議会も設置予定である。
■ 質問:鉄道拡張について教えてください。
回答:
イエローケーキは鉄道で南部国境へ運び、中国経由で海上輸送する。
そのためZuunbayan方面鉄道を国際基準に合わせて改修・拡張する。
■ 質問:このプロジェクトの特徴は?
回答:
他国と異なり、契約内容をすべて公開し、透明性を重視して進めている。
これにより社会の不信感を解消した。
情報源:Ikon.mn

 
     
                 
                             
                            


















