モンゴル政府は、欧州連合(EU)および欧州投資銀行(EIB)の支援を受け、総額10億ユーロにのぼる資金協力に関する覚書を締結する。
  経済開発省によると、この協力はデジタル移行、気候変動対策、エネルギー、交通、保健、教育などの重点分野に焦点を当て、モンゴルのグリーンかつ持続可能な発展を促進する重要な一歩となる。
 
 覚書には、EIBのTereza Czerwinska副総裁とモンゴルのT.Dorjkhand副首相が署名する予定である。一方、Tereza Czerwinska副総裁はモンゴルとEIBの現状および今後の協力関係について意見交換を行うためモンゴルを訪問中で、財務省のJ.Ganbat国務長と会談した。会談で、両者が協力関係のさらなる拡大・強化が、モンゴルの持続可能な発展、インフラ整備、グリーン移行の推進に寄与するとの認識を共有した。
モンゴルは2014年以降、EIBと協力関係を構築しており、過去総額1億4400万ユーロの融資・支援を受けている。これにより、気候変動に強く低炭素型の発展を目指す「地方グリーン開発投資プログラム」や、多極型都市発展とゲル地区のインフラ改善を支援する「ウランバートル市ゲル地区開発プログラム」などの事業が進められている。

情報源:Montsame通信