カナダ拠点の資源開発企業 Troy Minerals は、モンゴル南東部で進めている Tsagaan Zalaaシリカプロジェクト において、採掘のための主要許可取得に大きく前進したことを発表した。
 同社のモンゴル現地法人 Grand Samsara Consultingが、同鉱区をモンゴルの鉱物・石油庁に正式登録した。これは、採掘特ライセンスを得るために不可欠な重要ステップであり、今後、環境影響評価(EIA)、社会的責任協定の締結、および発破許可の取得といった残りの行政手続きを進める予定だという。
Yannis Tsitos社長 は、「すべてが計画どおり進めば、2026年初頭に特別許可を受け取り、2月末から3月初めには採掘を開始できる見通しだ。」と述べた。
 Tsagaan Zalaa鉱区は、ドンドゴビ県サイハンドゥラアン郡(Saikhantulaan)に位置し、サインシャンド市から約95kmの地点に広がる 1,670ヘクタール の敷地を有している。
ここでは、幅最大5メートルに達する高純度石英脈 が地表で確認されており、極めて純度の高いシリカ資源が確認されている。
 この高純度石英は、半導体製造や太陽光パネル用シリコンメタルの重要な原料であり、グローバルなクリーンエネルギー・テクノロジー分野での需要が急増している。
 Troy Mineralsは、今回の許認可プロセスの進展によって、モンゴルにおける高純度シリカ供給の主要企業としての地位を確立することを目指している。


情報源:Bloomberg