モンゴル経済記者クラブが主催する定例「朝食ミーティング」に、欧州連合(EU)の駐モンゴル大使 Ina Marciulionyte 氏が出席した。大使は、近日開催予定の「EU–モンゴル ビジネス・投資フォーラム」について詳細を説明した。本フォーラムは、モンゴルのビジネス界における欧州との協力強化を目的としており、準備状況や経済的影響、今後の協働の方向性などについて議論が行われた。
  • フォーラムの概要
  • 開催日程:2025年10月15日~16日
  • 開催場所:ウランバートル市
  • 参加予定:EU側から約60社、モンゴル側から約230社の企業が登録済み。
    フォーラムでは、農業、医療・医薬品供給、林業、グリーンエネルギー、鉱業、インフラ投資など幅広い分野での協力が検討されている。特に鉱業分野では、重要鉱物の探査・分析に関する協議を進める見通しだ。
  • 双方の貿易・投資関係を深化欧州製品の
モンゴル市場への展開を促進する一方で、モンゴル産の農畜産品や羊毛・カシミヤ製品などの輸出拡大も目指している。これにより、貿易・投資関係を新たな段階に引き上げることを狙う。
 
  • 再生可能エネルギーへの新協力欧州投資銀行
(EIB)は,副総裁レベルでフォーラムに参加予定であり、この場で総額10億ユーロの協定を締結する見込みだ。
この協定には、モンゴルの再生可能エネルギー分野における新たな協力プロジェクトが含まれており、両地域間の持続可能なエネルギー協力の新章を開くものと期待されている。
 
情報源:mining.mn