外債総額は396億米ドルに拡大：
モンゴル全体の対外債務総額は、2025年第2四半期時点で396億米ドルに達し、
前年同期比で45億米ドル（12.7％）、前期比で16億米ドル（4.1％）増加した。
この増加の主因は以下の通り：
- 直接投資および企業間融資：+17億米ドル（+10.7％）
- 民間銀行・貯蓄機関（中央銀行以外）：+13億米ドル（+72.0％）
- 政府外債：+8.25億米ドル（+10.3％）
·対外債務の内訳（2025年第2四半期）
- 直接投資・企業間融資：180億米ドル（全体の45.5％）
- 政府外債：88億米ドル（22.3％）
- 民間金融機関（中央銀行除く）：31億米ドル（7.9％）
- 中央銀行：16億米ドル（4.0％）
- その他部門：80億米ドル（20.3％）
·政府債務の構成
- 外債：前年比で4.7兆MNT（+16.2％）増加
- 国内債務：前年比で1.1兆MNT（約8.9倍）増加
- 政府保証債務：783億MNT（−30.8％）減少
この結果、モンゴルの政府財政は依然として拡張的な傾向にあり、対外債務依存の高さと内債急増が中期的な財政リスク要因として指摘されている。経済専門家は、今後の外貨準備と為替レートの動向が、政府の債務返済能力を左右する重要な要素になると分析している。
情報源：eguur.mn
