金融規制委員会(Financial Regulatory Commission)傘下の証券市場政策評議会の定例会合が開かれ、モンゴルの資本市場の発展に向けて進められている主要な取り組みについて協議が行われた。会合では、「外国人および外国企業のモンゴル証券市場への参加を拡大し、証券口座開設手続きを簡素化するための必要な措置を講じる」という任務を持つ作業部会の報告書が提示された。
その中で、外国人や外国法人がモンゴルの証券市場で取引口座を開設し、より容易に売買を行えるようにするため、国際的に広く利用されている以下の本人確認および顧客認証ソリューションの導入が提案された。
- LEI(Legal Entity Identifier)番号制度
- Trulioo、Sumsubなどのオンライン本人確認システム
- e-KYC(電子的本人確認)
- Portfolio Investment Account(PIA)モデル
これらの仕組みを導入することで、外国人投資家がより簡単かつ安全にモンゴルの証券市場にアクセスできる環境を整備することを目指している。また、2025年中に「証券の貸借取引に関する規程」を制定すること、並びに証券市場のインフラ機関が自らの関連規則や手続きを改正する必要があるという点でも一致した。この取り組みにより、モンゴルの資本市場が国際投資家にとってより開かれた市場へと変わることが期待されている。
情報源:Unuudur日刊紙