モンゴル産原料炭の価格は、先週、中国の主要国境検問所において上昇した。供給逼迫の懸念、最終消費者による再在庫確保、さらに中秋節や国慶節を控えた中国国内の価格押上げ政策など複数の要因が影響した。
 
価格動向
 
  • Gantsmod検問所では、モンゴル産ⅴ級原料炭の価格が9月26日時点でトン当たり1,046元に達し、1週間で49元上昇した。
  • 金川社の5号洗浄炭は70元値上がりし、トン当たり1,280元となった。
通関・在庫状況
 
9月22日~27日の期間、•      Gantsmod検問所を通過した石炭輸送トラックは1日平均約1,330台で、前週比0.68%増加した。また、9月28日時点で同通関の在庫は289万トンに達し、前週比5.4%増、4週連続の増加となった。

輸送コスト
 
TsagaankhadターミナルからGantsmod検問所までの短距離輸送料金は9月26日にトン当たり90元(付加価値税抜き)となり、前週比で22元上昇した。

情報源:eguur.mn