モンゴル国会の予算常任委員会は、2026年度国家予算案に関連した一連の討論会の一環として、2025年9月24日、「鉱業製品輸出の拡大の可能性とリスク」をテーマにした公開討論会を開催した。国会議員、政府関係者、鉱業関連企業、研究者、市民代表が参加し、意見を交わした。
 
国会側の発:Kh.Gankhuu予算常任委員長は冒頭、「モンゴルのGDPの26%、工業生産の75%、輸出収入の95%、外国投資の74%、国家歳入の27%が鉱業部門に依存している」と指摘。2026年度予算案では、鉱業部門から国家歳入として 9.3兆MNT を見込んでおり、そのうち4.1兆MNTは鉱物資源使用料(ロイヤルティ)、3.2兆MNTは法人税からの収入であると説明した。さらに鉄道建設や国境検問所の整備によって輸出能力が高まると述べ、2026年には 石炭9,000万トン、銅精鉱190万トン、金20トン、鉄鉱石940万トン の輸出を計画していることを明らかにした。
情報源:gogo.mn