国会は今年5月、信用情報法の改正に関する法律を可決した。これにより、個人および企業の信用力はカテゴリー別に算出されることがなくなり、国際基準に準拠したスコアリングシステムに移行する。
モンゴル中銀は、この法律の施行にあたり、関連規則を承認し、2025年9月1日、モンゴル銀行総裁の指示により、個人および企業の信用力に関する変更が行われた。これにより、2025年9月1日時点で信用データベースに登録されていた不良債権カテゴリーのすべての情報が無効になった。今後、2025年9月10日以降、信用情報提供会社、銀行、金融機関は、この法律に基づき、スコアリングシステムを用いて個人および企業の信用力を算出することになる。
モンゴル中銀のG.Enkhtaivan副総裁は、この法律の施行について、「これまでは、国民や企業の信用履歴が悪い場合、銀行や金融機関からの融資が6年間制限されていた。今後は、信用履歴が悪い、あるいは『ブラックリスト』という概念はなくなり、国民の信用力はスコアに基づいて評価される。たとえ国民がローンの返済を怠り、スコアが下がったとしても、再び返済を始めれば、スコアはリアルタイムで変化し、正常レベルまで引き上げられる可能性がある」と述べた。

情報源:News.mn