ウランバートル市は、交通渋滞を緩和する主要インフラ整備として、トール高速道路建設に向けた準備を進めている。
トール高速道路は、ウランバートル・ナライハ道路から西部方面へ分岐する環状交差点まで、全長32キロを6車線で整備する計画である。8カ所に立体交差、13カ所に計9878メートルの橋梁、4カ所に延長190メートルのトンネルを設ける予定である。市中心部を通過する区間は高架構造とし、斬新なデザインと現代的基準を備えた道路として建設する。
 試算によると、完成後にナーダムチド大通りの交通量が15〜30%、エンフタイワン大通りが11〜25%、チンギス大通りが10〜25%、ソンスゴロン通りが5〜17%それぞれ減少すると見込まれている。平均走行速度は13.5%向上し、交通流が改善される他、貨物輸送が中心部を経由する必要がなくなることで、住宅地の大気汚染や騒音が軽減される見込みである。

情報源:Montsame通信