ウランバートルの西側、建設中の高度深水処理施設の工事は99.5%完了した。施設の運営を担う水管理局の技術者27名は、設備の設置・試験段階から研修を受け、7月31日に作業を開始した。
 先週末には、G.Zandanshatar首相、Richard Buangan駐モンゴル米国大使、施設を視察した。モンゴル政府と米国Millianium Challange社との間のコンパクトII協定に基づき建設中のこの浄水場は、ウランバートル市最大の西部水源から最大5,000万立方メートルの水を浄化し、モンゴルの飲料水基準を満たし、中央水道網に供給する。
 米国Millianium Challange社からの助成金とモンゴル政府からの総額4億6,100万ドルの投資を受け、「ウランバートル市給水強化プログラム」は、首都住民の長期的かつ持続可能な水需要を満たすことを目指し、2026年3月31日までに完全実施することを目指している。
 このプログラムは、新たな西部水源の確立、廃水のリサイクル、そして水セクターの持続可能性の確保という、3つの相互に関連するプロジェクトで構成されている。ウランバートル市の増大する需要に応えるための新たな水源として、モンゴルで初めて2つの大規模な浄水場・水再生施設を建設するとともに、給水・衛生サービス組織の組織能力を強化し、法規制環境を改善するとともに、水セクターの安定を確保するための包括的なプログラムを実施する。
 これにより、ウランバートルへの給水量は80%以上増加し、首都の西方拡大と経済成長に向けた好機が創出される。
 G.Zandanshatar首相は、予定予算と予定期間内でプロジェクトを実施し、水セクターの能力強化に尽力するすべての関係者に感謝の意を表するとともに、政府と首都行政に対し、施設の正常な稼働を確保するために必要な措置と決定を下すよう約束した。
 
 
情報源:itoim.mn