モンゴルと中国間の協定に基づき設立されたGashuunsukhait〜Gantsmod検問所の越境鉄道建設プロジェクトの一環として、China Energy Groupが購入した石炭を鉄道で輸送する長期の事業がTavan Tolgoiターミナルで開始され開幕式が行われた。
開幕式でB.Delgersaikhan道路交通大臣は、「ETTとChina Energy Groupとの間の石炭輸送が正式に開始され、最初の貨物列車を出発させる歴史的な瞬間の証人となったことが嬉しい。同長期石炭輸送契約により、16年間で2億4700万トンの貨物を輸送し、年間平均8300万トンの石炭輸出を1億1300万トンに引き上げることが可能となる。また、鉄道輸送のみで37億ドルの収入を得て、経済に実質的な貢献を果たす重要な意義がある。また、年間3000万トンの貨物輸送能力を持つ技術的性能と設備を備えた一級のTavan Tolgoi〜Gashuunsukhait検問所線の鉄道運行を改善し、輸送量を増加させ、フル稼働を目指すための基盤とスタートを切る」と言及した。
 China Energy E-Commerce 社のZhang Yansheng社長は、「石炭の長期売買契約は、中国とモンゴル両国による『三つの統合』協力を推進する重要な要素である。Tavan Tolgoi炭鉱の生産能力強化や越境鉄道建設を支えるてこであり、モンゴルの鉱物資源を中国市場と結ぶ結節点となっている。同契約は両国の今後16年間にわたる長期的な協力のスタートボタンを押したと言える。『良いスタートは成功のもと』という中国のことわざがある。石炭長期売買契約における中国側の責任機関としてChina Energy E-Commerce 社は両国のエネルギー協力を推進する最初の使命を堅持し、エネルギー取引を通じて両国民に実質的な利益をもたらす重要な役割を常に認識している。China Energy Groupの多面的な事業展開と販売ネットワークの強みを活かし、同開幕式を通じて、モンゴル産出石炭の販売市場に新たな一章を開く」と述べた。

情報源:Montsame通信