流通市場全体の取引量の40%以上は株式、35%は債券で構成されていた。株式の取引量は過去2ヶ月間、毎月減少傾向にあるが、活発化していた債券の取引量は先月大幅に減少した。
上昇率上位銘柄は、12.7%上昇したArd Sankhuugiin Negdel株式会社と11.3%上昇したErdene Resources Development株式会社だった。指数では、「トップ20」指数が1.5%上昇し、「MSE B」指数が1.4%下落した。また、200億MNTの政府国内債券の取引が行われ、受注額が発行額の3.5倍に達したことが今月のハイライトとなった。
注目銘柄は、Erdene Resources Development株式会社の株価だ。5月に国内取引所で11.3%上昇したが、2025年初来で63.5%上昇し、時価総額は9,498億MNTに達した。また、トロント証券取引所に二重上場されている同社の株式は、トロント証券取引所で過去1か月で18%以上、年初来では87%上昇している。同社は、Mongolian Mining Corporationと提携してBayan Khundii金鉱プロジェクトに開発を開始して以来、着実に株価が上昇している。同社は、第2四半期にプロジェクトを稼働させ、金を生産を開始する予定だ。ここ数週間、国際情勢の影響で金の需要と価格が不安定だったにもかかわらず、今年はこれまでのところ25%以上の成長率を維持している。
鉱業取引所は取引量は底に至った:先月は15万9,300トンの鉱産物が取引され、取引総額は1,100億MNTになり、前月比で約4.5倍減少した。取引商品の大半は鉄鉱石と精鉱の取引で、銅の取引も2回行われ、2024年の合計取引量を上回った。
取引所の規制変更の影響で、4月には活発だった石炭取引は5月には激減。わずか4回の取引で51,000トンの石炭が取引され、前月比26倍減少した。
情報源:Bloomberg