Kh.Battulga大統領が上海協力機構の第18回首脳総会中、開催された「モンゴル・ロシア・中国首脳会談」で下記のとおりスピーチを行った。
  • 中国習近平主席、ロシアプチン大統領、皆様、第4回モンゴル・ロシア・中国首脳会談への参加に満足している。ロシア、中国との友好関係を全ての分野で促進させることがモンゴルの優先方針であり、同政策が効率的に実施されていことにモンゴル側は満足している。3カ国の協力事業が過去数年に活発していることは案件での協力の可能性を広げており、3カ国首脳会談に参加し、会談できることを歓迎している。以前の3カ国首脳会談で「中期行動計画」、「経済回廊建設計画」という重要な書面を締結したことは大きな成果であった。
  • 上記書面を締結して以来2年経っており、具体的な実施を重視する時にきている。ついては、今後の会談において、下記につき意見交換を行ない、合意したい。
  • 経済回廊建設の開始
  • MOUを締結予定。合意済みの「鉄道中央回廊」の建設、2本目の鉄道敷設、電気化、AH-3方面の舗装道路の利用、AH-3方面の高速道路建設等の実現化へ更に努力したい。例えば、AH-3方面の高速道路を建設するために資金調達問題を早期に解決し、建設を開始したく、また、「投資用共同設計センター」の建設も至急進めるべきではないか。
  • モンゴル側から数回提案してきた、ロシア・中国間の石油輸送パイプライン、ガス輸送パイプラインをモンゴル領土経由にて建設することが受け入れられることを期待している。
  • モンゴルは数年間、会談・交渉レベルで進んできた3カ国の協力事業の実施、効果を待ってきており、具体的な実現のため、習近平首席、プチン大統領と密に協力したい意向。
  • 上海協力機構加盟国の協力事業をまず、経済面において広げ、直面している社会、経済的壁を共同で解決することは、地域の安定性を確保する基本となる。モンゴルは上海協力機構加盟国とエネルギー、インフラ、トランジット輸送、鉱床、重工業、農牧業等の分野で積極的に協力したいと考えており、教育、文化、科学、衛生、環境、非常事態マネジメント及びテロ、麻薬売買防止等においても積極的に協力したい。
  • 同目標の一環として、モンゴルは、上海協力機構との協力事業を一層促進の機会を模索し、政治と社会における議論を開始している。
  • 「経済回廊建設」を具体的に開始するため、3カ国の共同メカニズムを改善させ、モンゴル領土経由の舗装道路、鉄道、石油輸送パイプライン、ガス輸送パイプラインの建設、貿易の緩和、関税障壁及び非関税障壁の緩和を上海協力機構加盟国、特にロシア、中国が重要視し、支援して頂けると信じている。また、モンゴルの東アジア首脳会合への参加を支援して頂けることも期待している。
  • 上海協力機構の協力事業に関わっている国々の国民の相互信頼、友好関係、発展への協力意思を再度表明したい。
  情報元:​大統領府