ロシアと中国を結ぶ新規巨大ガスパイプであるパワー・オブ・シベリア-2案件が、北京、モスクワ、ワシントンの関係を変えることになる恐れが、地政学的条件が発生している。このパイプが稼働開始すれば、モンゴルを経由し中国に供給するロシアの天然ガスが年に500億㎥増加する。モンゴル政府の2024~2028年活動計画でパワー・オブ・シベリア-2を削除し、中国とロシアの高官が案件について最近いくつかの情報を提供した。しかしL.Gantumurモンゴル国第1副首相はガスパイプについて協議を継続し、協議は前進していると強調した。もし中国とロシアが合意し、ガスパイプを建設し始めれば協力し、案件を強化する用意ができていると、モンゴル側は述べている。
 モンゴルの経済大臣はPOST新聞のインタビューで「パワー・オブ・シベリア-2案件がモンゴル政府の行動計画になぜ盛り込まれなかったのかと言えば、これは一方から決定することができない問題だ。案件を継続させるために、はじめに中国とロシアが合意すべきだ。私の考えで唯一の問題は購入者CNPCが供給者と投資、価格について合意する必要がある」と述べた。習近平主席とプーチン大統領、当時のモンゴル政府高官らが10前に中国・モンゴル・ロシア経済回路建設覚書に署名した。中国は近年エネルギー供給を多様化している。ロシアは昨年、中国国境の第2の巨大供給源になった。「もし中国とロシアが合意し、ガスパイプラインを建設開始すれば、我々は案件を強化する準備がある。モンゴル政府がこの案件を前進させるためである」とモンゴル経済大臣が明確にした。火曜日にChina Electric Power News新聞に掲載されたインタビューで、国家エネルギー局のLyu Hong石油、天然ガス局長は2025年に実施する巨大案件をリスト化する際にパイプライン案件について述べていない。水曜日に国家開発改革委員会が「2つのフォーラム」の事業報告書で中国が世界のパートナーたちとエネルギーの協力、その中でもパワー・オブ・シベリア-1パイプラインを拡大する事業を実際に前進させると発表した。
 
情報源:itoim.mn