鉱物石油庁が企業から2025年の探査作業計画の受付を開始した。地質調査作業の現状について鉱物探査部のU.Ganbaatar部長にインタビューしたところ概要は下記のとおり。
  • 鉱物石油庁はこれまで合計2,760件のライセンスを発行しており、そのうち1,760件は採掘ライセンス、953件は探査ライセンスである。 953 件の探査ライセンスのうち、184 件が探査計画を提出している。発行された1,760件の採掘ライセンスのうち、10%にあたる170件以上が実際に営業している。上記170社以上の企業のうち、10%は経済活動に従事し、経済に影響を与えるレベルで採掘事業を行い、税金を支払っている。30年など長期間にわたって付与されるため、投資などの問題で停滞しているものがほとんどだ。
  • 2025年の探査作業計画については、4月15日まで受け付けている。 現在、184の企業が計画を提出している。年のデータを表示すると、1,274の探査区に対する探査作業計画が提出された。このうち1,140件が承認された。 1140件は近年の作業と比較すると高い数字だ。
  • 探査産業には2020年に840億MNT(約381億円)、2021年に1960億MNT(約890億円)1960億MNT、2022年には1920億MNT(約872億円)、2023年には1900億MNT(863億円)が投資された。2019年から2020年のパンデミックの間、探査作業は事実上停止した。パンデミックの影響により、2020年以降の2年間で探査部門に大きな混乱が生じている。しかし、過去2年間で探査は復活しつつある。鉱業部門だけでモンゴルの輸出収入の90%以上を占めている。鉱業の前に鉱物の探査がなければならない。鉱物石油省は探査作業の支援に尽力している。しかし、現実には、探鉱ライセンスの数は1,700件を超えている一方、採掘ライセンスに転換され操業を継続しているのはわずか10%に過ぎない。したがって、探査作業を強化し、投資を誘致し、新たな鉱床を開拓し、新たな鉱山を稼働させる必要がある。
  • 鉱物石油庁は、探査作業を強化するために、2015年以降、競争入札を通じて毎年探査ライセンスを発行している。毎年 150 ~ 200 件の探査ライセンスが発行されている。そして、探査がどの程度成果を生み出すかは別の問題だ。

情報源:Mongolianminingjournal