2025年予算に石炭価格を1トン当たり129USDで8300万トンを輸出すると計算したが、現在、石炭価格は1トン当たり70~80USDである。
 政府は2026年及び2028年に期間が終わるNomadボンド及び2028年に終わるKhunnuuボンドを購入する入札を発表した。Nomadボンドは5億6600万USDで、Khunnuuボンドは6億5千万USDである。政府はボンドの利回りが比較的上昇している時期に、負債料金を期間前に支払うパターンを出した。これにより今後ボンドの負債を支払わないよう調整したと、財務省は述べている。
 2025年予算に銅価格を1トン当たり7491USDで計算した。昨年8月に銅価格は1トンあたり9393USDだったが、2024年末に9047USDに下落した。しかし2025年2月に銅価格は8977USDに下落したが、予算に盛り込んだ価格より1トン当たり1500USD近く高い。言い換えれば、予算に盛り込んだ鉱業製品から銅価格のみが平均化された。
 しかし石炭のみ価格が下落していない。金、鉄鉱石、精鉄、石油の価格は世界市場で減少したままであるのは、我々に次のリスクをもたらしている。
1.歳入の減少
  • 鉱業製品価格が下落すると輸出収入が減る
  • 鉱物資源埋蔵利用料金、鉱業会社の税金収入が減る
  • 予算に計画した収入が途絶えたことで赤字が増える
2. 予算赤字が増える
  • 収入が計画より少ないと支出を経費するのに困難が発生する
  • 赤字を補てんするために借金をし、補正予算をおこなう必要がでる
  • 国内外の負債の圧迫が増加し、利払いが増える。
3. 社会福祉、予算支出が削減される
  • 給与、年金、手当てを通常に付与するのに困難が発生する恐れがある
  • 全国的に建築、インフラの巨大案件が延期される可能性がある
  • 地方予算の資金が減り、開発プログラムが途絶えるリスクがある。
4. 為替レートの圧迫が増加する
  • 歳入が減少すると外国投資家らの信用を失い、為替レートの変動が発生する
  • MNTのレートが弱くなることで負債サービスの支出が増加し、輸入製品価格が上昇する。
5. 政府ローン、負債の圧迫が上昇する
  • 予算赤字を補うために、国内外の市場から追加融資を得る必要がある
  • 負債額が増加するにつれて、今後、予算に負荷がかかる。
 
 第2四半期かに鉱業原料価格が上昇すると言うポジティブな見込みがあるものの、2024年第3四半期、また今年、価格が上昇すると言う見込みに達せず反対に下落になった。
 石炭価格が50%近く下落したのは、今年、以前よりも輸出ピーク時期に達すると言うモンゴルの目的が達成できなくなり、年末に予算に最大の困難を発生させている。中国がモンゴルから価格を減少させるプレッシャーを与えていることは、同国が貿易戦争の影響で鋼生産を減らし、国内価格の競争が発生していることにも関係している。今後、価格を安価にすると言う対決が起こり続けるだろうか。
 また、もう一方で年始に輸出額が前年より23.1%減少したのは、2024年の料金均衡が赤字になるリスクがある。言い換えれば、中央銀行が出した経済の楽観的な見通しは、年始の目的に達しないと見ている。市場で製品価格の上昇が安定していないこの時期と、旧正月の祭りが重なり、USDのレートもまた上昇していて、旧正月後からインフラに圧迫が発生し10%に達する可能性がある。
 しかしひとつの利回り期待が、銅及び金の価格が上昇すれば、他の赤字製品収入を補う方法で代わりになるが、モンゴルの輸出収入を単独で背中に背負っている鉱業分野の原料価格が今後下落し続ければ、このショックを我々に受け止め乗り越える能力があるか。第2四半期からインフラはモンゴル銀行の対象水準で安定する計算を出した。期待を通じて価格上昇が強化し、また第2段階の影響が増加するリスクを下げるために、政策の調整をおこなう必要がある。
そのため、今後実施すると計画した巨大案件の建設を外国から投資を呼び込み、融資する予定であり、国内から融資する余地はないと述べるのは正しいと述べた。
 

情報源:Bloomberg