―再融資法案を審議している。なぜこの法案を提出したのか?モンゴルの商業銀行の財政は厳しいと言うことか?
―モンゴルは国際通貨基金と拡大信用供与措置を実行している。このプログラムに銀行システムに組織改革を行う事項を入れた。銀行システムの組織改革は、銀行を回復させ、強くし、預金者のお金を保護することが目的だ。銀行が回復すれば財政システムが回復し、財政システムが回復すれば経済が回復する。経済が回復すれば、社会が回復する。だから銀行分野の改革を始めている。組織改革を行うために、資産評価を行った。国際入札を行い、チェコのPWCという会社が選ばれ14銀行に資産評価を行った。我々の銀行は可能性がある事業を行い、財政システムは安定的だと言う結果が出た。モンゴル銀行は財政システムが安定的で、慌てることはない。
―14銀行の1つも再資本化する必要がないということか?
―5銀行は総額5110億トゥグルグの不足だ。この5銀行に2018年12月31日までに不足している自己資産を補填するようにという課題を与えた。自己資産を補填する多くの方法がある。例えば外国から投資を呼び込む、株式を販売して株主数を増やす、ローン返済など多くの方法がある。モンゴル銀行分野の総資産額は28兆トゥグルグだ。これと比べれば5110億トゥグルグは大きな金額ではない。
―もし期間内に不足した資金を補填できなかったら、どんな措置を取るか?それらの銀行が破産すると言う情報も出ているが?
―補填できなかったら銀行法でその銀行に強制的措置を取り始める。例えば、銀行全権代表を任命し、6か月以内に計画を出してその銀行の救済事業を行う。救済事業を行い、資金を増やせなかったら、銀行が破産するまで措置を取る権利がモンゴル銀行にある。再融資法はシステム意義がある銀行向けの法律だ。システム意義がある銀行と言うのは、大規模銀行を指している。全銀行分野の資産の5%以上資金を占めている銀行をシステム意義がある銀行と名付けている。もしシステム意義がある銀行が破産したら、預金者のお金、顧客のお金がなくなる。また財政の安定的な状態はモンゴル国全土で失われる。1銀行が破産するとそれに従い全てが揺らぐため、我々は大規模銀行を守るべきだと考えている。もし不足している自己資産をモンゴル銀行から示した期間に補填できなかったら、政府が投資を行い、再融資し、銀行を政府の権限にすると言うことだ。
―この法案をなぜ閉鎖的に審議しているのか?閉鎖的に審議しているため、銀行は困難な状況に陥っていると言う疑惑が出ているが?
―法律を審議する過程で、顧客の権利を侵害した事項を話し合っているため、閉鎖的に審議している。国会で審議している再融資法案は、預金者、顧客の権利を保護し、銀行システムの安定的な状態を満たし、モンゴル経済を守るために行っていることだ。10年20年行われなかった銀行分野の改革だと理解してもいい。
情報元:Undesnii shuudan.mn