2月14日、モンゴル政府と中国政府との間に越境鉄道接続に関する政府間協定が締結される。本件に関してTs.Tuvaan産業・鉱物資源大臣にインタビューしたところ概要は下記のとおり。
  • モンゴルは2024年に8,300万トンの石炭を輸出した。今後、1トンでも引き上げることは不可能だ。輸送能力は最高潮に達している。したがって、一人当たりのGDPを10,000ドルに増やすには、物流の問題に対処することが不可欠だ。この観点から、これはかなり重要視されている。2025年2月14日、モンゴルと中国の首相が会談し、越境鉄道接続に関する政府間協定に署名する予定だ。研究機関の調査によると国民はこのプロジェクトを支持している。しかし抗議活動はオンラインで行われている。おそらく、以前、この案件を停止したことがある派閥は、再び停止しようとしているのでしょう。数えずに前進する。
  • 販売価格に関して中国へ輸出している4社の販売価格を計算し平均価格で輸出される。両政府協定が締結された後、国会が承認する。その後、企業と企業との間に契約が締結される。
     
  • 石炭を取引所で販売する国は世界中でモンゴルしかない。石炭販売会社の株式は取引所で販売されている。この問題を改善しないと輸出が低下する恐れが生じている。これは事実だ。
  • China EnergyはTT炭田の16年間採掘する。最初、20年間という話だったが16年になった。2025, 2026, 2027年に年間500万, 2028〜2029年に年間500万トンの石炭を販売する。鉄道が接続されてから年間2000万トンになる。
  • 越境鉄道の建設投資コストは9760万MNT(約443億円)だ。ETT社が投資しゼネコンに支払う。
  • 政府は憲法、富基金法に基づき戦略的鉱床の34%を所有し収入を富基金に集め国民へ配分する決定を下した。私は戦略的鉱床の境界を決定し、それを戦略的鉱床のリストに追加する問題を閣議で議論するという任務を任された。
  • 国際鉱業フォーラムなどで協議されているテーマの約3分の2が希土類元素である。世界はエネルギーとスマートテクノロジーの両方において移行期にある。これらの移行に最も大きな影響を与える鉱物と金属は、希土類元素を含むクリティカルミネラルだ。もしこの問題を議論して政策化しなければ、我々は3、4年を失うだけで、世界の発展から大きく遅れをとることになるでしょう。だから早急に話し合いを始めるべき。希土類元素はモンゴルではこれまでほとんど研究されていない。そのため、探査を至急に実施し、埋蔵量を確定する必要がある。
情報源:eguur.mn