モンゴルのL.Oyun-Erdene首相は2025年2月14日にハルビン市で中国の李強国務院首相と会談した。会談後、両当事者は、「Gashuunsukhait-Gantsmod検問所の越境境鉄道を接続するモンゴル政府と中国政府間の協定」に署名した。L.Oyun-Erdene首相が述べたスピーチは下記のとおり。
「親愛なるモンゴル国民の皆様、国際投資家の皆様。本日、モンゴル政府は、14の大規模開発プロジェクトの第一優先事項である「Gashuunsukhait-Gantsmod検問所の越境境鉄道を接続するモンゴル政府と中国政府間の協定」に署名した。
政府を代表して、この協定の成立に政治的支援をしてくださったモンゴルのU.Khurelsukh大統領、承認し政府に署名の権限を与えてくださったD.Amarsaikhan国会議議長、そして国会、国会政党指導者、政府作業部会、この分野の学者の方々に感謝している。
 第三者を介さずに政府間で国際協定を締結するという提案を受け入れ、相互理解に達した中国政府、李克強国務院総理、王毅外交部長、両国の大使館に感謝している。
このプロジェクトは2004年から議論され、2008年からの17年間に60回以上の交渉、国家安全保障会議からの3回のアドバイス、国会からの6回の、政府からの45回の決議を経て、本日ようやく決定された。
Gashuunsukhait-Gantsmod検問所の越境境鉄道は、1955年にモンゴルと中国の間で合意されたZamiin Uud-二連鉄道に続いて2番目の鉄道接続となる。これは、その文脈において歴史的な出来事だ。
B.Tulga国境検問所担当大臣は本件に関して下記のとおり評価した。
  • モンゴルの国境検問所の通過能力が2倍増
  • 石炭輸出は8,300万トンから1億6,500万トンに増加することが可能化
  • 石炭販売収入は15億ドル増加
  • 国家富基金は貯蓄が増加し、税制改革を開始する機会を創出
  • Shiveekhuren-Ceke国境検問所の越境鉄道、Bichigt-Zuunkhatavch国境検問所の越境鉄道、Khangi-Mandal国境検問所の越境鉄道を結ぶ基礎が構築。
  • 巨大エネルギー輸出プロジェクトの研究開始(T.Dorjkhand副首相は、署名式の後、記者団に対して、中国李克強国務院総理とエネルギー輸出、エネルギー輸出販売契約の締結向けた調査を至急開始することに合意したと発表した。
  • これらのプロジェクトは、1名当たりのGDP1万ドル達成するという目標の達成に貢献
情報源:itoim.mn