尊敬する国会議長と議員の皆様!
政府は「長期ビジョン2050」長期発展戦略を実施し、COVID-19以降の急速な経済成長を維持するため、14件のメガプロジェクトを実施し、投資とビジネス環境の改善に注力している。2021年に43兆トゥグルグであった経済規模は、2024年に82兆トゥグルグに到達し、2倍に拡大した。これは非常に大きな成長であるが、今後新しい経済構造を構築するために人材、人工知能、先端技術、グリーン転換を進め、投資とビジネス環境を改善しなければならない。
昨日の閣議で「Business Friendly Mongolia」プログラムを検討し、経済が多様化したバーレーンの良い事例に基づき、投資とビジネス環境を改善する閣議決定を出した。また、首相管轄下にある経済評議会に国際専門家を起用することが決定された。
世界で評価された優秀な専門家をモンゴルで起用し、金・銀・銅の「ゲレゲ」を贈呈することが同決定に盛り込まれた。以前、エストニアの良好なデジタル移行事例に基づき、E-Mongoliaプログラムを成功裏に実施した。それと同様に、投資、税制、ビジネスにおける法的環境と紛争解決プロセスに関して包括的な分析を行い、通常春季国会で審議する準備を進めている。
ビジネス環境を改善する目標のもと、国有企業の生産性、透明性、ガバナンスの改善に関する法案を国会に上程する。国有企業の取締役会やビジネスプラン、財務実績の不適切さ、政治的な影響を受けた人事任命、人材の非効率性などの問題により、国有企業の44%がガバナンス危機に陥っている。
現在,120社以上の国有企業が運営されているが,その10社のみが総利益の85%を占め,43社が赤字である。
以前、関連する法案は3度にわたり策定され、国会に上程されたが、国有企業のロビー活動により、法的環境の改革は実現されなかった。
情報源:Montsame通信