世界経済フォーラムの2025年サミットは「デジタル時代のコラボレーション」というテーマで開催され、分断と断片化の時代に国民と国家を団結させることの重要性と、人工知能などの技術の影響が拡大し続けることを強調している。各国が直面する短期的なリスクをランク付けした調査では、今後数年間モンゴルが直面する最大のリスクは下記のとおりランクされた。
  • 労働力不足
  • エネルギー提供不足
  • 水質、土壌の汚染
  • 貧困と不平等
  • 壊滅的な気象現象(洪水、猛暑)
 
モンゴルは現在、出生率の低下傾向に陥っている。2024年に全国で生まれる子どもの数は5万7,700人で、2020年より24%減少した。経済学者は、このことによる悪影響が2040年頃に労働市場に現れると警告している。出生率が最も低かった1991年から2005年の間に生まれた子どもたちは、現在、労働市場における重要なグループとなっている。
 モンゴルは、2024年版世界人材・技能報告書で67カ国中67位にランクされており、この報告書は各国の高度な技能を持つ労働者を引き付け、維持する能力を測るものである。したがって、今後数年間、労働力不足がモンゴルにとって最大のリスクとして挙げられる。
 
 
 情報源:Bloomberg